着物の振袖の思い出、そして第二の使い道

着物の振袖の思い出、そして第二の使い道

高校を卒業した18歳の秋に大きな会場で着物の展示会があり、二十歳の成人式用に母が振袖を購入してくれました。今でも実家にはその着物が眠っています。
母の知り合いの方が働いている会社が展示会を催しているということで、見に行き、母の知り合いの方が、私の意見も聞いてくださり、着物と帯と小物などの一式を見繕ってくれました。
綺麗な振袖と帯、小物一式が家に届いたときは綺麗で数日間は着物を眺めていました。
無事に成人式も終わり、月日は流れ、振袖は成人式依頼、お披露目する機会もなく5年が経っていました。
着物を売るのに相場を知る頃かなとも感じていたところ、せっかく綺麗な着物なので、何かの機会で着れる場がないかと思っていた時に、ようやく機会がやってきました。
友人の一人が結婚するということで、みんなで話し合い、着物で参列することになりました。
8名の団体で着物を着て、お祝いの出し物も8名で歌を歌ったのを覚えています。その場はとても華やかだったです。
友人(新婦)も喜んでくれましたし、周りの参列者の方々からもたくさんの喜ばしいお声をいただきました。
私は5年も眠っていた振袖が再びお披露目ができた事、着物を着るという非日常の感じを味わえた事で、とても嬉しかったです。
他の友人も同じ気持ちだったと思います。
そんな素敵な思い出から更に5年が経ち30歳になった時に、ふと、振袖の事を思い出しました。
30歳になるまでに結婚式も何度か参列し、着る機会はあったのですが、結婚式の会場や雰囲気に着物が合わなかったり、着付けに費用もかかるので、振袖を着るのは控えていました。
そうしているうちに自分も結婚してしまい、とうとう着る機会が無くなってしまいました。
袖を落とし、着る機会があったら着ようかと考えましたが、色合いも二十歳に選んだ着物なので、年齢に合うかが心配ですし、この先、着るかどうかも分からないので、結局そのままで保管という結論になりました。
今は自分に娘ができたら、娘の二十歳の成人式で私の振袖を着て欲しいなと思っています。
たとえ娘ができなくても、既に姪がいるので、姪が着てくれればと夢を抱いています。
それまでは、シミ、カビ等がなく大切に保管できればいいなと思います。

私の母は、成人式に着物を着なかったそうで、母の着物がありませんでした。
母に買ってもらった着物がこの先、何十年も受け継がれてくれればとても嬉しいと思っています。

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